10月は別名"神無月"と呼ばれますが、
ご存知の通り、島根県出雲地方に国中の神々が集まるため、
この辺りの人々にとっては"神在月"となります。
そう思いながら海や山を眺めると、確かに何やら、神々しい雰囲気が増したような・・・?
い〜や、いつもと変わりないな^^;
しかしこのスポットに来れば、信仰心や霊感とは無縁というアナタでも、
人知を超えた神秘的な波動にきっと触れることができます!
松江市の加賀港から出ている観光遊覧船で見学できる「加賀の潜戸(かかのくけど)」。
"潜戸"とは洞窟のことで、日本海の浸食作用でできた2つの潜戸を巡ります。
1つめの旧潜戸は"仏くけど"。
幼くして亡くなった子供たちが夜な夜な石を積むという「賽(さい)の河原」があり、
遊覧船を降りて洞内に入ることができます。
親子の哀しみの吹き溜まりのような、寂しい空気が漂っていました。
繊細な方はいろいろと感じてしまうらしいので、写真掲載は自粛。
2つめの新潜戸"神くけど"は船で通り抜けます。
佐太大神(さだのおおかみ)、いわゆるサルタヒコ神が誕生した洞窟で、
洞内に光を入れようとした母神の支佐加比売(きさかひめ)が金の弓矢で壁を射通したのが
こちら↓の入り口なのだとか。
しかもよ〜く見ると、向こう側の島にも直線上に穴があるのが分かりますか?
洞窟の出口付近から見るとよく分かります。
なんと弓の力が強すぎて、隣の島まで貫通してしまったのだそうな・・・
女神の力で素晴らしい景勝となっただけでなく、
幼いサルタヒコ神は、この穴を的にして弓矢の稽古に励まれたのですって。
洞内の厳粛な雰囲気が伝わるでしょうか?
実際にここで、神が子育てをなされたのだなあと、素直に信じられるような場所でしたよ。
この後ゆっくりと海岸線を見ながら帰港。価値ある50分のクルーズでした。
みなさんが撮影した風景写真も、引き続き募集しております!
→mlmom@mom-c.com
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
次号は10月28日(火)発行です。どうぞお元気で!(*^ー^)ノ☆。・:*:.・★
|