餅つきの話が出ましたので、私の思い出話をひとつ。
祖父母が健在の頃は、毎年、年末に家族で餅つきをしていました。
その当時はもう、私の同級生の中では、
お餅は「買う」「機械で」という家がほとんどだったと思います。
当日は早朝の、恐らく5時前から祖父母がかまどなどの準備を始めています。
「恐らく」というのは、末っ子の私は大抵、
寝坊をして日が昇ってから参加していたので、
下準備をお手伝いすることがほとんど無かったためです・・・(>_<)
その前に、前日からお米研ぎと、餡子を作って丸める作業を済ませておきます。
冬場、大量のもち米を研ぐのは、水が冷たくてなかなか大変。
そして餡子は、祖父が香川出身で、お雑煮には必ず餡餅を入れるため、
これも大量に小豆を茹でて餡にし、お餅に入れやすく丸めておくのです。
それに、お餅を入れる“もろぶた”を洗って乾かしておかなくてはなりませんね。
えー、こちらも私は、味見など、楽しいことしかしていないような・・・(-_-)
もち米は羽釜(はがま)に入れ、庭に出したかまどに薪をくべて炊きます。
ひと臼分ずつ、8回くらい炊いていたでしょうか。
ご近所におすそ分けする分や長期保存する分も含めて、大量のお餅を作ります!
おじいちゃんのすごかったところは、
もち米の炊き加減(最適な硬さ)を極めていたところ!
軟らかすぎると、つくのは楽そうですが、
米粒が残りやすく、臼やきねにベチャベチャとくっついて、
すべすべのキレイなお餅にならないんです。
おばあちゃんのすごかったところは、
石臼の中でお餅を「返す」のを極めていたところ!
それから、お餅を「ちぎる」のがとても上手で、
おばあちゃんがちぎってくれたお餅は丸めやすく、キレイに仕上がったものです。
私たち孫3姉妹は、ぺったんぺったんお餅つきも楽しく手伝いますが、
一番の出番は「丸める」ところ。
祖父母が「若くてきれいな手で丸めてくれたら、お餅もきれいになる」
と持ち上げてくれて、競うようにまん丸滑らかなお餅になるよう頑張りました。
つきたてホカホカのお餅を試食しながらのお手伝いは、
美味しくてとっても楽しいんですよね^^
それから、責任重大な、神棚にお供えする「鏡餅」があります。
小さなお餅とは丸め方が異なるので、
大体は上手なおじいちゃんが作るのですが、
大きくなると年上の姉から順番に、
ひとつくらいは作らせてもらえるようになって、成長?を感じました^^
懐かしくて涙ぐみそうなので、この辺で・・・(;_;)/~~~
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました♪
次号は11月24日(火)発行です。またお越しください☆\( ^ ^)/〜〃。.:*:・'°
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