秋の日が落ちる頃、聞こえ始める虫の声。
♪あれマツムシが・・・で始まる唱歌はおなじみです。
実際はどんな虫がどんな声で鳴いているのでしょうか?
藤島、苦しまぎれのイラストと共にご紹介しましょう。
1.あれマツムシが鳴いている チンチロチンチロチンチロリン
・姿はスズムシに似ていますが、体長19〜33mmと大きめです。
・このイラストのように尻尾が3本(真ん中は産卵管)あるのは、メスです。
(鳴くのはオスです。)
・澄んだ高い声で チッチリリ、チッチリリ! と鳴きます。
2.あれスズムシも鳴き出した リンリンリンリンリーンリン
・体長17〜25mmとマツムシより小さめ。
・飼育しやすいのでみなさんご存知のように、羽を高く立ち上げて
リーン、リーン、リーン ととてもきれいに鳴きます。
3.キリキリキーリキリ コオロギや
・黒褐色で頭は真っ黒なヘルメットをかぶったようで、
見分けのつきやすい虫です。
・体長26〜32mm。
・コロコロコロコロ、コロ、コロ… と
スズムシよりやや低く丸みのある可愛い鳴き声です。
4.ガチャガチャガチャガチャ クツワムシ
・横から見ると背中が丸く見える大型(体長60mmくらい)の虫なので
見分けが付きやすいです。
・夏場はきれいな黄緑色の姿で見かけます。
丈夫そうな大きく長い後ろ脚が付いています。
・鳴き声は ガシャガシャガシャガシャ… と少し濁ったような低い音です。
5.あとからウマオイ追いついて チョンチョンチョンチョンスイーッチョン
・私は母に、背中が馬のように丸いからウマオイだと聞いて育ちましたが
クツワムシの方がずっと丸いです。
たてがみのように見える模様がありますが、これも名前の由来とは関係なく、
鳴き声が馬子が馬を追う声に似ているからだそうです。
・体長26〜36mm
・鳴き声は
スゥイーーッチョ、スゥイーーッチョ とゆっくりのハヤシノウマオイと、
スィチョ、スィチョ、スィチョ とハイテンポのハタケノウマオイがいます。
6.おまけのカンタン(せっかく描いたので)
・絵はキュウリみたいですが^^;
・・・スズムシより小さく11〜20mmほどで優しげな容姿。
・日本の文学などで「邯鄲」と出てきたら、コレのことです。
・ロロロロロロ… とまろみのある声で優しく鳴きます。
いかがでしたか?
イラストも鳴き声を文字で表すのも難しかったので、
興味のある方は各自で確認してみてくださいね。
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