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3月の相談者 T&Kさん 兵庫県神戸市 |
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■家計簿データ
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現在 |
| 毎月 |
ボーナス時 |
年間 |
| 収入 |
夫(総支給額) |
286,700 |
1,369,800 |
4,810,200 |
| 妻(総支給額) |
80,000 |
0 |
960,000 |
| その他(児童手当) |
10,000 |
0 |
120,000 |
| 合計 |
376,700 |
1,369,800 |
5,890,200 |
| 控除 |
社会保険料 |
34,698 |
148,070 |
564,446 |
| 所得・住民税 |
6,380 |
73,300 |
149,860 |
| 組合費 |
5,550 |
11,100 |
77,700 |
| 合計 |
46,628 |
232,470 |
792,006 |
| 支出 |
食費 |
71,000 |
0 |
852,000 |
| 住居費 |
14,200 |
0 |
170,400 |
| 固定資産税 |
0 |
0 |
0 |
| 光熱費 |
30,000 |
0 |
360,000 |
| 通信費 |
18,000 |
0 |
216,000 |
| 保険料 |
15,179 |
112,000 |
294,148 |
| 教育費 |
50,000 |
120,000 |
720,000 |
| 娯楽・レジャー費 |
5,000 |
0 |
60,000 |
| 車費 |
10,000 |
0 |
120,000 |
| 夫こづかい |
25,000 |
0 |
300,000 |
| その他 |
15,000 |
25,000 |
205,000 |
| 合計 |
253,379 |
257,000 |
3,297,548 |
| 貯蓄 |
持株拠出金 |
3,300 |
19,800 |
59,400 |
| 財形貯蓄 |
10,000 |
60,000 |
180,000 |
| 合計 |
13,300 |
79,800 |
239,400 |
| 収支 |
63,393 |
800,530 |
1,561,246 |
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| 4月以降 |
| 毎月 |
ボーナス時 |
年間 |
| 286,700 |
1,369,800 |
4,810,200 |
| 80,000 |
0 |
960,000 |
| 10,000 |
0 |
120,000 |
| 376,700 |
1,369,800 |
5,890,200 |
| 35,238 |
150,570 |
573,426 |
| 6,380 |
-33,360 |
43,200 |
| 5,550 |
11,100 |
77,700 |
| 47,168 |
128,310 |
694,326 |
| 71,000 |
0 |
852,000 |
| 65,000 |
200,000 |
980,000 |
| 0 |
150,000 |
150,000 |
| 30,000 |
0 |
360,000 |
| 18,000 |
0 |
216,000 |
| 15,179 |
112,000 |
294,148 |
| 50,000 |
120,000 |
720,000 |
| 5,000 |
0 |
60,000 |
| 10,000 |
0 |
120,000 |
| 25,000 |
0 |
300,000 |
| 15,000 |
25,000 |
205,000 |
| 304,179 |
607,000 |
4,257,148 |
| 3,300 |
19,800 |
59,400 |
| 10,000 |
60,000 |
180,000 |
| 13,300 |
79,800 |
239,400 |
| 12,053 |
554,690 |
699,326 |
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現在の金融資産残高 約380万円
■貯蓄の内容
| 名義 | 内容 | 金額 |
| 夫 | 住宅債券 | 2,270,350 |
| 夫 | 住宅財形 | 1,000,000 |
| 夫 | 定期預金 | 500,000 |
| 合計 | 3,770,350 |
■保険の内容
| 保険の種類 |
名義 |
保険金額 |
期間 |
月額保険料 |
| 個人年金保険10年確定年金 |
夫 |
111万円/年 |
37年 |
9,990 |
| 簡保 |
妻 |
200万円 |
20年 |
5,180 |
| 学資保険 |
長女 |
100万円 |
18年 |
28,000(※) |
| 学資保険 |
長男 |
100万円 |
18年 |
28,000(※) |
| 合計 | 15,170 |
※ 年払い
| ●●T&Kさんへのアドバイス●● |
T&Kさん、こんにちは。今月には念願のマイホームに入居できるというのに、何だか浮かないご様子ですね。“一生で一番大きな買い物”を決断された訳ですから、不安なのも分かります。でも、ただ心配ばかりしていても何も始まりませんね。一見複雑に見える問題も、整理してみると意外と単純な問題が集まっているにすぎないものです。冷静に問題を解きほぐして、できることから一つ一つ解決していきましょう。 |
| (1)住宅ローンについて |
あと5年位は先のつもりでいた住宅取得が急遽前倒しになったこと、公庫融資を想定して『つみたてくん』で資金準備をしていたのに銀行ローンを利用する事になったことなど、T&Kさんにとって思ってもいなかった展開が不安に拍車をかけているようです。「不動産やローンのことがよく分からない中で、業者のいいなりに動いていいのかしら」という気持ちなのかもしれませんね。
ご当地の事情が分からないので、建物の質や生活の利便性といった物件そのものに関するコメントは控えさせていただきますが、少なくともご主人は"お買い得物件"であることに満足なさっているご様子ですね。「不動産は縁のもの」とも言いますので、これが本当に良縁であることを前提に言わせていただくならば、予定変更を"良し"とすることも必要だと思いますよ。
前置きが長くなりましたが、予定していた公庫融資と実際に利用する銀行ローンの最も大きな違いは、固定金利か変動金利かという点です。固定金利(公庫)のメリットは、最後まで返済額が決まっているため生活設計が立てやすいということ。変動金利(銀行)のメリットは、当初の金利が低いため元金の減るスピードが速く、返済額も安く抑えられることです。(銀行でも長期固定金利型ローンの取り扱いはあります。)
変動金利ローンの利用にあたって最も気をつけなければならないのは、将来の金利上昇です。ご存知の通り今は空前の低金利時代ですから、これ以上金利が下がる可能性よりも上がる可能性の方が大きいと言えるでしょう。金利が上がれば毎回の返済額が増えるのですから、今の低金利のメリットを享受しつつも、いつか金利が上昇したときにはどう手を打っていくのか、しっかり備えていく必要がありますね。
では、どう備えるのかという話ですが、『公庫で借りたつもり貯金』というのはいかがでしょうか。実際の金利よりも高いローンを組んだ場合に想定される返済額を、最初から家計における『ローン予算』として別口座に入れていきます。その中から実際の返済額を引き落としていくようにすれば、差額は貯まっていきますよね。それがある程度まとまったら、順次繰り上げ返済していくと、元金の減り方がさらに早くなります。また、将来的に金利が上昇して返済額が増えたとしても、それに耐えられる家計体質はすでにできているという訳です。
T&Kさんが実際に利用なさる2年固定期間付変動金利ローンと、以前から予定しておられた公庫融資について、当面の返済額を比較してみましたので参考になさって下さい。
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固定金利 (2.8%) |
変動金利 (1%) |
差額 |
| 月々返済 |
58,309円 |
44,036円 |
14,273円 |
| ボーナス返済 |
257,002円 |
194,630円 |
62,372円 |
| 年間返済額 |
1,213,712円 |
917,692円 |
296,020円 |
| 2年後の残高 |
2,616万円 |
2,579万円 |
37万円 |
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| ※借入額:2,710万円(うちボーナス返済分:1,150万円)、返済期間:35年 |
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| (2)家計の現在と今後について |
来月からマンションのローン返済が始まるということですので、現在の家計と4月以降の家計を並べてみました。4月以降の家計についても、現在の生活水準をそのまま維持することを前提にしていますが、住宅ローン控除の適用で所得税が0になること、新たに固定資産税(税額はあくまで大まかな目安です)が発生すること、また、社会保険料率が引き上げになることなど、予想できる変更点は織り込んであります。これによると、年間の支出額がこれまでより約86万円増える計算ですが、それでも十分『つもり貯金』にまで予算が回っていきそうですね。
なのに、T&Kさんがそんなにも心配なのはなぜ?「一体何に使ったんだろう・・・」というご本人の言葉に表れている通り、どうやら残っているはずのお金が残っていないことが原因のようです。この使途不明金の部分が、実は今後も継続的に必要な資金であるならば、本当はこんなに黒字ではないということになります。極端な話をするならば、本当は住宅ローンの返済力はないのかも知れませんよ。もう一度厳しく現実を見つめる姿勢が必要です。
だからと言って、即「住宅をあきらめましょう」ということでもありません。今までかなり大らかな使い方をしてきた基本生活費の部分は、ちょっとした工夫でかなり引き締め効果が出そうですから。
例えば食費については、「夫が買い物に行く土日は、ほとんどできあいの物をクレジットカード払いで買って来るため、その分だけで4万円近く使ってしまう」そうですね。クレジットカードは便利ですが、いくら使っているのかという自覚が持ちにくく、つい使いすぎてしまいがち。ここを大きく引き締めるために、まずは月6万円(夫昼食代込)を予算として、きっちり守るところから始めてみられませんか。そのためにも、カード払いはやめた方がいいですね。
光熱費についてもやや多目に見えます。でもこれは、マンションに引っ越した後は特に工夫しなくても若干減るかも知れませんね。高気密の建物は冷暖房効率が高いからです。心がけ次第では、さらに無駄なエネルギーのカットは可能です。月2万円を予算の目安にして下さい。
但し、これらはT&Kさんが一人で頑張っても実現はできないでしょう。まずは現状についてご夫婦で共通認識を持つことから始めましょう。さらにお互いどのように協力し合うのか、しっかり話し合って下さい。 |
| ♪ 最後に ♪ |
何事も同じだと思いますが、人生において大きな決断をするときには「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」なんだと思っています。「やる」のであれば、そのために何かを犠牲にしたり、大きな困難を乗り越える必要があったりしますが、それが嫌なのであれば「やらない」という選択もありますよね。
ですから私自身は、一旦「やる」と決めたら、苦労も丸ごと楽しむ自分でありたいと思っています。(なかなかそうもいかないときもありますが・・・) |
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| コメント作成:ファイナンシャルプランナー 佐藤名ゝ美 |
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