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2005年
6月の相談者
さかむけさん
大阪府茨木市
来年、長男が大学へ進学すると200万、それ以後3年間170万と、約700万円いります。(融資を受けるつもりです)
長女の高校進学なども控えていますが、なかなか貯蓄も増えません。食費などかなりかかっていますが減らすこともできず今後どうすればいいか?住宅購入はもうあきらめないといけないのか?年齢もあるので老後のことも心配です。
■家族構成
・夫 46歳 会社員 年収約620万(総支給額)
・妻(本人) 41歳 嘱託職員 年収約310万(総支給額)
・長男 17歳(高3) ・長女 12歳(中1) 

■家計簿データ

毎月 ボーナス時 年間 メモ
収入 夫より 422,961 1,163,101 6,238,633
206,518 664,000 3,142,216
合計 629,479 1,827,101 9,380,849
控除 所得・住民税 29,920 107,786 466,826
社会保険料 76,133 212,166 1,125,762
組合費 6,370 0 76,440
合計 112,423 319,952 1,669,028
支出 食費 133,733 0 1,604,796 ビール・外食代含む
住居費 52,000 0 624,000
光熱費 35,289 0 423,468
通信費 24,778 0 297,336
生命保険料 30,184 326,532 688,740
損害保険料 3,000 0 36,000
教育費 25,000 469,160 769,160
娯楽・レジャー費 20,000 120,000 360,000
被服費 32,804 0 393,648
帰省費 0 500,000 500,000
車費 15,000 49,900 229,900
医療費 22,000 0 264,000
その他 153,518 423,000 2,265,216 バイク購入36万円
合計 547,306 1,888,592 8,456,264
貯蓄 郵便局1 11,000 0 132,000
郵便局2 10,000 0 120,000
銀行 10,000 0 120,000
財形 20,000 0 240,000
合計 51,000 0 612,000
収支 -81,250 -381,443 -1,356,443

現在の金融資産残高    約630万円    

■貯蓄の内容
名義内容金額
住宅財形4,220,916
郵貯定額定期1,000,000
定期預金1260,000
定期預金240,000
積立定期530,000

生協228,592
合計6,279,508

■保険の内容
種類 名義 保障額 期間 保険料
死亡 入院 月払 年払
定期付終身保険 2790万円 5,000円 定期:10年更新 16,285円
医療共済 400万円 7,000円 54歳まで 3,900円
傷害共済 700万円 5,000円
1,000円
定期付終身保険 500万円 5,000円 定期:60歳まで 6,999円
特定疾病終身保険 310万円 - 終身
58,122円
こども保険 長男 300万円
22歳満期
142,410円
こども共済 長男 100万円 6,000円 18歳まで 1,000円
学資保険 長女 250万円 3,750円 18歳満期
126,000円
こども共済 長女 100万円 6,000円 18歳まで 1,000円
合計 30,184円 326,532円

●●さかむけさんへのアドバイス●●
FPさんこんにちは、さかむけさん。来年に控えるご長男の大学進学資金が大きな悩みですね。マイホームの夢も実現させたいし、老後のことも心配だし・・・。でも、現実は厳しい!まずは目前の赤字解消が最大のテーマのように思います。
(1)家計全般について
世帯年収938万円のさかむけさんご一家は、高額所得の世帯に入られると思います。ところが、貯蓄分を除く実質収支ベースで年間約75万円の赤字。厳しいようですが、よほど気を引き締めてかからないと、これから迎える教育費のピークを乗り切ることは至難の業です。

最初に、支出面で目立つのが「食費13万円」です。食べ盛りのお子さんが2人いらっしゃるのである程度はかかるものなのでしょうが、どうにか工夫してまずは「予算10万円」を死守しましょう。もしかしたら、外食や出来合いのものを買ってくる回数が多いのではありませんか?そういうご家庭は、1食あたりの単価が上がってしまうと同時に、食品の廃棄も増えてしまう傾向がある(私の経験値です)ようです。予算にこだわり手作りに徹して買った食材を無駄なく使い切る工夫をすることで、劇的な効果が見えるはずですよ。

とは言っても、あまりガチガチでもストレスが溜まってしまいますよね。ガス抜きの方法は、例えば外食について「予算が余ればOK」というルールにしてはいかがでしょうか。すると、浮いた分が逆に「こころおきなく使ってもいいお金」になるので、"自分にご褒美"もできて励みになりますね。

また、「その他15万円」というのも非常に気になります。ここはいわゆる『使途不明金』ということでしょうか。それとも何か突発的な支出が・・・?

使途不明金の中には、多分に"無駄遣い"が含まれている傾向は強いもの。しかし、だからと言ってその全てが"無駄遣い"と言い切れるものでもありません。まずは、このうち本当に必要だったものはいくらだったのか、また、使わなくても良かったものはいくらだったのか、きちんと見極めるところから始めましょう。そして、必要なものに関しては『その他』に括ってしまわずに、別の費目を立てて管理するようにして下さい。もちろん、"無駄遣い"が認識できた分は迷わず節約です。

他にも、光熱費や通信費など、小さな積み重ねで赤字解消を図る余地は十分にあります。週4日のお仕事以外に、"節約"も重要なお仕事と考えて頑張りましょう。節約予算を決めて、実際に節約できた金額を「第2のお仕事でのさかむけさんの稼ぎ」とみなすと目標達成に意欲が湧くと思います。
(2)教育費について
来年に控えているご長男の大学進学について、さかむけさんは来年度予算を200万円と見積もっていらっしゃいますが、うち110万円は生命保険や学資保険のお祝い金で調達できそうですね。保険証券だけでは分かりませんでしたが、もし、過去のお祝い金を据え置いていらっしゃる分があれば、もう少し当てにできるのかもしれません。これから5年かけて、合計470万円のお祝い金や満期保険金が順次受け取れますので、上手く活用しましょう。

不足分は融資をご予定とのことですが、そこはできるだけ慎重に。金利の低いものを選ぶのは言うまでもありませんが、ご長男自身が奨学金を受けて将来自分で返すという選択肢もあると思います。

参考になるかどうかわかりませんが、日本では「大学の費用のほとんどを親が出す」という家庭が8割に上るのに対して、欧米ではその半分以下なんだそうですよ。これは単に家計負担の問題だけでなく、子どもの自立心の問題にも大きく関わるようです。ご長男の自立の準備という意味合いも含めて、何らかの負担をしてもらうような話し合いを持てないものでしょうか。

「足りないから借りる」の前に、節約・貯蓄から・奨学金・本人のアルバイト・・・などと、あらゆる努力を尽くしたいものです。
(3)保険について
保障額については、過不足なく付いているようです。保険料が大きいのは、その4割が学資保険の支払いであるためです。細部を見ると若干は保障のダブりもあるようですが、だからと言って下手に触っても、結果的にそんなに大きな節約効果はないように思います。強いて言えば、月1,000円の傷害保険は解約しても差し支えないのかと・・・。

6年後の更新時の保険料アップが気になるところですが、その頃にはご長男も大学を卒業されていますので保障額も抑えていいでしょうし、ほどなくして学資保険も満期を迎え、全体として保険料支出も減りますので何とかなるでしょう。ただ、ご加入の保険会社で更新をした方がいいのか、更新しないで不足分の保障を共済などで補った方がいいのかは、そのときに必ず比較してみて下さいね。
♪ 最後に ♪
厳しい言い方になってしまいますが、さかむけさんご一家の「食費+その他=28万円」の予算程度を手取り収入として、生活の全てを賄っていらっしゃるご家庭は全国にはたくさんあります。もちろん、地域によって物価も違いますし、お金の使い方は個人の価値観に基づき自由ではありますが、教育費もこれから正念場を迎え、マイホーム取得のご希望もおありなのですから、やはりそのために我慢すべきことは我慢するしかないと思います。

テレビや雑誌などでも色々な"節約技"を披露してくれるものがありますので、それらを参考に思い切り節約を楽しんでみるのもいいのでは。

コメント作成:ファイナンシャルプランナー 佐藤名ゝ美
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