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8月の相談者 ぶーたんさん 北海道札幌市 |
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■家計簿データ
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毎月 |
年間合計 |
メモ |
| 収入 |
夫分として |
620,000 |
7,440,000 |
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| 妻(本人)分として |
80,000 |
960,000 |
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| 三女より |
20,000 |
240,000 |
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| 合計 |
720,000 |
8,640,000 |
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| 支出 |
食費 |
63,088 |
757,056 |
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| 住宅ローン |
207,000 |
2,484,000 |
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| 光熱費 |
22,368 |
268,416 |
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| 通信費 |
15,038 |
180,456 |
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| 生命保険料 |
112,606 |
1,351,272 |
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| 損害保険料 |
58,096 |
697,152 |
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| 教育費 |
980 |
11,760 |
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| 娯楽・レジャー費 |
31,910 |
382,920 |
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| 被服費 |
27,605 |
331,260 |
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| 交際費 |
45,405 |
544,860 |
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| 車維持費 |
9,775 |
117,300 |
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| 医療費 |
28,793 |
345,516 |
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| 夫婦こづかい |
68,000 |
816,000 |
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| その他 |
7,459 |
89,508 |
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| 合計 |
698,123 |
8,377,476 |
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| 収支 |
21,877 |
262,524 |
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現在の金融資産残高 約4700万円
■貯蓄の内容
| 名義 | 内容 | 金額 |
| 夫 | 定期預金 | 9,287,331 |
| 夫 | 普通預金 | 5,596,445 |
| 妻 | 定期預金 | 11,889,125 |
| 妻 | 普通預金 | 874,517 |
| 妻 | 投資信託 | 3,700,000 |
| 子 | 定期預金 | 10,397,051 |
| 電力株(時価) | 4,500,000 |
| その他の株(時価) | 1,500,000 |
| 合計 | 47,744,469 |
■保険の内容
| 保険種類 |
名義 |
保障期間 |
保障額 |
月払保険料 |
| 死亡 |
入院 |
| 定期付終身保険 |
夫 |
61歳更新(定期部分) |
3500万円 |
5,000円 |
31,149円 |
| 定期保険 |
夫 |
? |
2000万円 |
5,000円 |
24,735円 |
| 定期保険 |
夫 |
80歳 |
500万円 |
2,000円 |
6,582円 |
| 終身保険 |
妻 |
終身 |
800万円 |
5,000円 |
14,474円 |
| 生存給付金付定期保険 |
長女 |
37歳 |
1200万円 |
5,000円 |
13,647円 |
| 定期保険(?) |
次女 |
平成21年まで |
1000万円 |
? |
13,300円 |
| 特定疾病終身保険 |
三女 |
終身 |
300万円 |
0円 |
4,494円 |
| 医療保険 |
三女 |
? |
? |
? |
4,225円 |
| 合計 | 112,606円 |
| ●●ぶーたんさんへのアドバイス●● |
こんにちは、ぶーたんさん。会社経営から不動産経営へ稼業を変更されたということで、そのエネルギーは相当なものであったこととお察しします。しかし、数年後に還暦を控えられて、第二の人生を考えたときに、非常に理想的なスタートを切られているようにお見受けしました。これをさらなるゆとりにつなげるためにご一緒に考えていきましょう。 |
| (1)家計全般について |
不動産の貸付による家賃収入が192万円、賃貸物件についてのローン返済が97万円で、差引月間95万円の利益があるものの、経営上の経費や納税資金などのことも考えて、ご夫婦のお給料を70万円とした中で家計を運営なさっていらっしゃいますね。とかく自営業の方は、経営上のお金と家計費がごっちゃになってしまいがちですが、そこをしっかり分けて運営されている点がすばらしいと思います。
1つ欲を言うならば、「納税資金」「入退居発生時の費用」「大規模修繕資金」・・・など、目的別の口座を作って管理なさるとさらにいいですね。中でも、納税資金については、『納税準備預金』を利用なさると、利息に税金がかからず有利です。
収入も多く、金融資産もかなりお持ちですので、こまごまとしたことに気を取られることもないように思いますが、心配事があるとしたら、貸家に空室が出たときのことですね。賃貸物件についての詳細データ(戸数や家賃、立地条件など)が分かりませんので何とも言えませんが、どんなに少なくても1戸や2戸の空きが出た場合のことは想定しておくべきでしょう。
今すぐに削るかどうかは別としても、まずは「そのときはコレを我慢する」というものをご夫婦の共通認識としてお持ちになっておかれると良いと思います。『おこづかい』『交際費』『被服費』などが検討対象になるのではないでしょうか。 |
| (2)ご夫婦の生命保険及び貯蓄について |
生命保険については、ぶーたんさんご一家の場合、一般のサラリーマン家庭とは全く違う観点で考えておかないといけないと思います。
まずは、夫さんに万一の場合の、ぶーたんさんの生活資金について考えてみましょう。
ここでご質問ですが、アパートローンには団体信用生命保険が付いていますか?付いているならば、夫さんに万一の場合、以降のアパートローンの返済は不要になりますね。このアパートをぶーたんさんが相続なさるならば、毎月192万円の収入が発生することになりますから、生活資金としての生命保険金は不要なのではないでしょうか。
仮に、アパートローンに団体信用生命保険を付けていらっしゃらなかったとしても、マイホームの住宅ローンには団体信用生命保険が付いていますよね。現在の家計支出から毎月20万7千円の支払いが不要になる訳ですから、やはり生活に困られることはないでしょう。
どちらにしても、遺族の生活資金という側面からは、ぶーたんさんご一家には生命保険は必要ないと言えると思います。
では、相続対策としての側面からはどうでしょうか。
夫さんが亡くなられると、自宅、アパート、預貯金、有価証券、生命保険金、借入金など、夫さん名義の財産は、ぶーたんさんと3人のお子さんが相続されることになります。そして、その評価額が合計8千万円(5千万円+1千万円×法定相続人数)を超えると、相続税を納めなければなりません。ただし、配偶者であるぶーたんさんが相続された分に関しては、1億6千万円までの部分は非課税となります。
ちなみに、遺産の分割について民法上は、ぶーたんさん2分の1、お子さん方がそれぞれ6分の1ずつとされていますが、皆さんが合意できるのであれば、実際にはどのように分割しても構いません。(生命保険金は、保険証券に記載された受取人のみが受け取れます)
納税が発生したとしても、預貯金を中心に換金性の高い資産を多くお持ちですので、仮に夫さんに保険が全くなかったとしても、納税資金に困る事もないでしょう。
しかし、夫さんの財産を相続した後に、ぶーたんさんご自身が亡くなられた場合(二次相続)には注意が必要です。法定相続人の数が減ったことで非課税枠も減り、時間の経過とともに財産も増えているでしょうから、結果として納税額も膨らんでいるはずですし、収益物件であるアパートを3人のお嬢さん方のどなたに相続させるのかという難しい問題も出てきます。実は、財産全体の評価引き下げや分割資金の確保のために、生命保険を手厚く準備しておきたいのは、ぶーたんさんご自身の分なのです。
すぐに手が付けられる対策としては、現在お持ちのぶーたんさん名義の預金のうち、1千万円程度を"一時払終身保険"へ移転(契約者・被保険者ともにぶーたんさん)することでしょう。これにより、1500万円程度の死亡保険金が買えると思います。
万一、ぶーたんさんが亡くなられた場合、預金で遺した1千万円は相続税評価額も1千万円ですが、保険金として遺した1500万円は相続税評価額では0円となります。(生命保険金の非課税枠:500万円×法定相続人数)
また、この"一時払終身保険"は、短期解約すると元本割れを起こすものの、4〜5年以上据え置くと、解約返戻金ベースで預金よりも高い利回りを示します。ペイオフも全面解禁となったことですし、お金の預け先としても、「銀行だけに固めておくのではなく、保険会社にも分散しておく」という考え方を持った方が良いでしょう。 |
| (3)お子さん名義の生命保険及び貯蓄について |
一言でまとめると、お子さんの生命保険も要らないでしょう。「満期が近いので続けます」ということですが、念のため、現在の解約金を保険会社にお尋ねになられてはいかがでしょうか。これから満期までに支払うお金と、それまでに増えるお金はどちらが多いのか?意外と早く解約した方が得な場合もありますよ。もちろん、満期以降は新規加入は不要ですね。
また、お子さん名義で1千万円を超える貯蓄がありますが、これはお子さんがご自身で稼いで通帳や印鑑の管理もお子さんが自分でなさっているものですか?
実は名義だけがその様になっていて、実際は親御さんの財産であり、管理も親御さんがなさっているということであれば、相続などの場面では親御さんの財産としてカウントされますので注意が必要です。だからと言ってやみくもに贈与なさると、今度は贈与税の課税対象となりますので、しっかり状況を見極める必要がありますね。 |
| ♪ 最後に ♪ |
お送りいただいた資料から分かる範囲での大まかなご回答に止まってしまいましたが、ぶーたんさんご一家には、継続的に細かな相談に乗ってくれる専属の優秀なアドバイザーが必要なのではないかと思います。あるいは、いっそ思い切ってご夫婦でFPの勉強にチャレンジなさるなんていうのはいかがでしょうか。ご本業の不動産経営にもとても役に立つと思いますので、これを機に前向きにご検討なさってみて下さい。 |
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| コメント作成:ファイナンシャルプランナー 佐藤名ゝ美 |
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