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2005年
9月の相談者
ふわふわいちごさん
福岡県京都郡
今年再婚をする予定です。今は私の実家で同棲(居候)をしていますが、主人の通勤が片道1時間半以上かかっているので、私が仕事を辞めて、主人の職場の近くに引っ越そうかと考えています。
私が退職した後の家計で家賃が払えるのか(地域の相場は6万円くらいだそうです)、水道光熱費などの諸費用の金額がいくらかかるのか、まったく見当がつきません。
それと今は義両親が主人の車関係の費用は全て払ってくれています。いつかは(数年以内?)その費用の負担も生じてきますし、今年か来年には二人目も希望しています。
新たに新生活を始めるにあたり、家計が不安でたまりません。保険も、主人は「払いすぎだ」と言うのですが、やはり多いのでしょうか?
■家族構成
・夫 34歳 会社員 年収約370万(総支給額)
・妻(本人) 27歳 パート 年収約160万(総支給額)
・長男 3歳 ・妻の父 58歳 会社員 ・妻の母 56歳 アルバイト

■家計簿データ

毎月 ボーナス時 年間 メモ
収入 281,251 351,886 3,726,898 ボーナスはカットになるかも
妻(本人) 132,313 60,000 1,647,756 息子は妻の扶養
その他(養育費) 40,000 0 480,000 月2〜4万円(不定期)
児童手当 0 60,000 60,000 年4回(5,000円/月)支給
合計 453,564 471,886 5,914,654
控除 所得税 11,250 18,686 153,686 夫のみ
住民税 6,800 0 81,600 夫のみ
健康保険 16,810 34,430 236,150 夫・妻
厚生年金 28,564 15,326 358,094 夫・妻(ボーナス時は妻のみ控除)
雇用保険 1,058 480 13,176 妻のみ
控除合計 64,482 68,922 842,706
支出 食費 50,000 0 600,000 実家へ(水道光熱費込み)
家賃 11,000 0 132,000 実家へ
電話代 19,004 0 228,048 ネット通信料・携帯(2台)
保険料 16,375 367,760 564,260
教育費 29,490 0 353,880 保育料・クラス会費
娯楽・レジャー費 17,000 0 204,000 散髪代(一人1,200円)込み
被服費 7,000 0 84,000 化粧品込み
交際費 5,000 0 60,000 妻の職場の歓送迎会
(だいたい月に1回ある)
車費 7,000 0 84,000 主に妻のガソリン代
夫こづかい 13,000 0 156,000 酒代含む
医療費 5,000 0 60,000 夫の歯医者・医薬品購入
その他 5,000 0 60,000 サプリメントなど
合計 184,869 367,760 2,586,188
貯蓄 各種積み立て 41,000 0 492,000 米・年払い用の保険料・
車検&税金(軽)・コンタクト二人分
妻の給料(手取り分) 119,000 0 1,428,000
息子通帳へ 40,000 60,000 540,000 養育費・児童手当
生活費補填用通帳へ 0 142,964 142,964 臨時出費は補填用から
夫婦それぞれ貯金 0 200,000 200,000 年間10万円ずつ
合計 200,000 60,000 2,460,000
収支 4,213 -24,796 25,760

現在の金融資産残高    489万円    

■貯蓄の内容
名義内容金額
普通預金92,000
普通預金844,000
USドル建個人年金保険(10,000ドル)1,120,000
普通預金(生活費の補填用)681,000
普通預金842,000
普通預金(積み立て用の通帳)214,000
息子普通預金(養育費・お祝い・お年玉)1,097,000
合計4,890,000

■保険の内容
種類 名義 保障額 保険期間 保険料 メモ
死亡 入院 月払 年払
普通終身保険 600万円 9,000円 終身(65歳払込)
211,797円
がん保険
10,000円 終身
20,699円

普通養老保険 100万円
34歳満期

保険料払込済
医療保険
5,000円 終身
18,065円
学資保険 息子 200万円
18歳満期
117,199円
積立利率変動型
終身保険
妻の母 500万円
終身(80歳払込) 12,845円

自動車保険


毎年更新 3,530円

合計 16,375円 367,760円

●●ふわふわいちごさんへのアドバイス●●
FPさんこんにちは、ふわふわいちごさん。まずは、ご結婚おめでとうございます。お仕事を辞めて見知らぬ地に引っ越す決心をなさったということで、家計運営にも不安がいっぱいのご様子ですね。でも、全ては幸せになるために選択したこと。1つ1つクリアしながら進んでいきましょうよ。
(1)家計全般について
ご本人の手取り収入を全額貯金に回していらっしゃるのは、もうすぐお仕事を辞められることを前提に、お連れ合いの収入のみで生活しようという決意の表れでしょうか。ご実家に居候させていただいているからこそ可能なことなのかもしれませんが、本当に無駄遣いなく頑張っていらっしゃると思います。

しかし、お引越しが済んで家賃の支払いが発生すると、現在の支出水準を維持するのは難しそうですね。お引越し先の家賃相場は6万円程度だそうですが、これは民間アパートの水準ですよね。公営住宅については情報収集なさいましたか? 入居に際して抽選があるなど、簡単には入居できないケースもあるようですが、公営住宅は一般的に民間より安い家賃設定となっています。また、小さいお子さんのいるご家庭も多いですからお友達もできてお子さんにとってもいい環境になるかも。チェックしてみられることをお勧めします。

ところで、車の経費を会社が負担していることを気にしていらっしゃいますね。「仕事をするために車は必需品」だそうですが、それなら経費を会社が負担するのはごく当然のことなんですよ。本来でしたら、仕事をするための車は会社が用意するべきで、それができずに個人の車を借り上げる場合には、経費の負担はもちろん、車の消耗に対するそれなりの手当てあるのはごく一般的なことです。恩着せがましく言われたからと言って、小さくなる必要はないと思います。

とは言っても、お義父様の会社にお勤めということで、角を立てずにそれを主張するのはなかなか難しいですね。お引越しして通勤距離が短くなった後は、お連れ合いには自転車かバイクで通勤していただき、会社が経費を出している車にはお仕事以外では一切乗らないようになさってはいかがでしょうか。プライベートでの使用は、ふわふわいちごさんの車で全て済ませるようにしておかれると、会社も車の経費を出すことに文句は言えないと思いますよ。

また、会社が、年末調整による所得税の還付金を返してくれないこともお悩みの種だそうですね。年末調整というのは、個人が仮払いした所得税の精算作業であり、還付金はあくまで個人への返金ですので、会社が勝手に処分していいものではありません。中間搾取されているのと同じですから、これははっきり主張しましょう。場合によっては、税務署に指導を求めるなどの方法もあると思います。

「嫁の立場で経営に口出しするようで言いにくい」と思われるかもしれませんが、一労働者の立場で考えると、やはりこれはヒドイ話だと思います。あまり下手に出すぎると、より辛い立場に立たされるのではないかと心配です。
(2)生命保険について
お連れ合いの保険は、負担している保険料の割に保障が少ないと思います。この先ご出産の予定もおありでしたら、死亡保障は少なくとも3〜4千万円程度は欲しいところ。現在の保険は思い切って解約して、3千万円程度の定期保険か、月額15万円程度の収入保障保険に加入されてはいかがでしょうか。医療保障は、現在お持ちのガン保険に医療特約を付けるパターンが保険料も安くていいと思います。もちろん、現在ご負担の保険料の範囲内で十分見直しが可能なはずです。

さて、お母様の保険ですが、将来に不安を抱きつつ、これを続けていらっしゃるのは一体なぜでしょう。今すぐ解約したら、約20万円の損(払った保険料−解約返戻金)ですが、最後まで払って解約しても約30万円の損です。「貯金のつもりで」とは保険外交員さんの常套句ですが、保険とはあくまで保障を買う商品。よほど家計に余裕がある、または、お母さんが亡くなった場合に資金が必要ということでない限り、解約すべきだと思います。
(3)貯蓄について
先行きに厳しい見通しを持ちつつ、堅実に貯蓄に励んでいらっしゃる様子が伺えますね。しかし、ほとんどの資金をこのまま普通預金で眠らせるのは、もったいないような気がします。

しばらく使う予定のないお金は、株式を含んだ投資信託などの積み立てで運用なさってみられませんか。価格変動リスクは伴うものの、投資信託で「銘柄の分散」を、積立で「時間の分散」をすることで、安定感を増しながら投資することは十分可能です。

ペイオフ解禁で、預金にもリスクが伴う時代です。少し勉強が必要ですが、少額から取り組んでみられると、リスクに対する理解もさることながら、リターンが意外と魅力的であることに気付かれるのではないでしょうか。
(4)養育費について
前夫からの養育費について、「あればラッキー」という姿勢だそうですが、養育費というのはお子さんのためのお金であって、ふわふわいちごさんのためのお金ではありません。ふわふわいちごさんには、お子さんを十分な環境で養育するために、しっかり請求する責任があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

最近では、養育費を払わない親に対しては、裁判所が制裁金を課すこともできるようになっています。給与の差し押さえももちろん可能です。話し合いでスムーズに支払ってもらえるのがベストですが、それでうまくいかない場合は、法的措置も取れることを心の隅に置いておいて下さい。
♪ 最後に ♪
新しい世界に飛び込むのには不安が多いとは思いますが、「案ずるより産むが易し」という言葉もあります。お引越し先でお仕事を見つけて収入を得る事だって可能な訳ですから、「一人の収入で」と今から決めてしまわずに、臨機応変に対応していかれたらいかがでしょうか。どうぞ、お幸せなご家庭を築かれて下さいね。

コメント作成:ファイナンシャルプランナー 佐藤名ゝ美
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