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| テレビや雑誌で活躍中のマネーセラピスト 安田まゆみさんによるコラム。家計に関する内容だけでなく、日々の暮らしに役立つ情報を毎週お届けします♪ |
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2007/10/30
こんにちは。マネーセラピスト 安田まゆみ です。
私は仕事柄、若い人たちの家計簿を見せてもらうことが多いのですが、
今日は、そんな中で感じた、最近の若い人たちの厳しい現実を
少しお話しようと思います。
格差社会ですからね、スーツをビシッと着こなして、六本木界隈でバリバリ働き、
若くて、野望に燃えていて、年収は30代前半で1,000万円を超える人たちもいます。
そこまでいかなくても、年収500〜800万円以上を稼ぐ、
そんな若い男女にもお会いします。
でも実際は、お会いした方の大半は、30代でも年収300万円前後というのが現実です。
20〜30代の若者たちの仕事の形態は、
正社員と同じくらいに契約社員や派遣社員、アルバイトが多く、不安定。
お給料は20〜23万円くらい。年収にすると250〜280万円程度。
女性で20代だと、手取りは18万円にも届かない人が多い。
仕事がある都市圏に住まざるを得ない場合は、毎月6〜8万円の家賃を払って、
残りの10〜14万円くらいでやりくりしている。
毎月がギリギリなので、貯金はほとんどありません。
そういう現実に出会うたびに、彼らの30年後、40年後の将来がとても心配になります。
このような収入の状況では、就職しても家を出て行かないで
「パラサイト・シングル」になるケースが多い。「出て行けない」のですね。
しかも、収入は、なかなか増えない社会状況にあります。
男性側に「結婚して家庭をもとう」という自信がもてないのも、わかるよね。
だから、結婚しない人が増える。当然だと思います。
たとえ結婚しても、1人の収入では食べていけないから、もちろん、共働きです。
2人で働けば、なんとかやっていけますが、子どもができて、妻が仕事を辞めれば、
とたんに、家計は赤字に転落・・・。このような方たちに何度も会ううちに、
彼らがこうなるのには、ちょっとした理由があることに気がつきました。
彼らの親世代の収入は、わりと安定していた人が多かったので、
持ち家があって、外食や旅行も、そこそこ楽しくやってこれた。
そんな親に育てられた今の若者は、そういう生活が当たり前のように感じて、
自分たちも同じような暮らしができると思っているの。
夫婦で外食を楽しみ、ちょっとした旅行にも行く。
貯金ができなくても、何とか生活ができてしまうから、あんまり気にしていない。
でも、いざ妻が妊娠、出産すると、意外な出費に対応できない。
子どもができたら、アパートを引越さなくてはならない場合もあるのに、
預貯金が無いから、引越し費用がない。
結局、親に借りるか、キャッシングするしかなくなってしまう。
親と同じような生活をしているだけなのに、見た目だけ真似をして、
親のやりくりや、貯金をすることの大切さには目をむけてこなかったから、
破綻しちゃうんだよね。
こういうパターンが、少なくないんです。
それでは、これから、どうしたらいいのか・・・。私は、
「“身の丈にあった暮らし方”を夫婦でみつけましょう」とアドバイスしたいですね。
親世代の暮らし方の影響を受けちゃうと、家がほしくなるし、
海外旅行にも行きたくなるし、外食だって当たり前って思っちゃう。
でも、その生活は「自分たちの生活」ではないと、現実を認めること。
ここからスタートしましょう、と若いご夫婦にはお話しています。
子どもが生まれれば出産費用や教育費がかかるのですから、貯金は大事なのよ。
老後だって、年金はそうそうアテにはできませんから、自分のために貯金は大事。
いつまでも親の援助を受けるわけにはいかないわよね。
親もいつかは亡くなるし、その前に、介護だってあるかもしれない。
育ててくれた親へ、恩を返すためにも貯金は大事。
そうなんです。
少ないお給料でも、将来のために貯金をしなくてはならないんです。
残ったお金で暮らすことを考えましょう。それが「身の丈にあった生活」です。
お金が無くても、楽しく暮らせる術を身につけることが
これからの若者に必要な生活術ではないでしょうか?
「お金を貯める」ことは「お金を使う」ことです。使うために貯めるんですから。
そして、「お金の使い方」は、「人生そのもの」だと思っています。
「生き方」といってもいいかもしれませんね。
「どうやって、一生に一度の人生を楽しく暮らすか」
この考えさえしっかりもっていれば、お金をかけなくても、
楽しめる方法を見つけることが、できるのではないでしょうか。
中学生、高校生、大学生をおもちのみなさん、
お子さんに「わが家のお金の現実」を話してあげてくださいね。
「生活をする」ということはどういうことか。
みなさんの若いころはどうだったのか。
貯金の大切さも教えてください。
お子さんが将来、自立するときに、どんな暮らしが待っているのか・・・。
そんなことに思いをはせながら、ぜひ、考えてみてくださいね。
このコーナーへの感想をお寄せください。
安田さんへの質問や、
こんな話を聞かせてほしいといったご要望も、お待ちしています。
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| 担当:安田まゆみ |
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