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| テレビや雑誌で活躍中のマネーセラピスト 安田まゆみさんによるコラム。家計に関する内容だけでなく、日々の暮らしに役立つ情報を毎週お届けします♪ |
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2008/2/19
こんにちは。マネーセラピスト 安田まゆみ です。
私のところには、いろいろな理由から家計を見直したいとお考えの
ご相談者がたくさんいらっしゃいます。
その中でもよくいただくご相談の理由の1つが、教育費。
先日も、小学生の女のお子さんをお持ちのYさんが、私のところにいらっしゃいました。
「子どもに中学受験をさせて、私立の中学に行かせるつもり。
でもわが家の家計は、それができる状態なのか・・・」というご相談でした。
Yさんご夫妻は、お2人とも私立中学、高校を出たので、
女の子は高校受験でなく、私立中学からのエスカレーターで高校に上がり、
有名私立大学へ、という進路を当たり前のように思っていました。
しかし、お子さんは2人もいるし、親の世代とは経済環境も違うので、
心配になって相談にいらっしゃったわけです。
私立中学と一口に言っても、3年間の入学金を含めた学校教育費は
大きな差があります。一般的には、偏差値が高ければ高いほど、
学校教育費は少ないことが多いようです。
当然、中学受験のための塾の費用にも差があります。
また、受験するお子さんの成績によっても、塾の費用は変わってきます。
以前、ご相談にこられたSさんの場合、日本人のノーベル賞受賞の影響で
低学年のころから、物理を学び、将来は東京大学か京都大学をめざすという、
全国模試上位クラスのお子さんをお持ちで、塾やテキスト代の費用は月7万円、
私立中学の学費が3年で400万円程度でした。
一方、今回相談にこられたYさんのお子さんの場合は、現在塾などに月9万円以上
かかっていて、中学の費用は3年で500万円近くになるとのことでした。
Yさんのお子さんも、私立中学校に行きたいと勉強をがんばっており、
めざす中学の合格圏内まできているそうです。
そんな姿を見ていると、親としてはできるだけ協力したくなる。
でも潤沢に貯金があるわけでもない。
だからどうしたらいいのか、ということで、私のところにいらっしゃいました。
私立中学に子ども1人を通わせながら、その後の教育資金はもちろん、
住宅にかかるお金、老後の資金なども用意でき、ときには旅行もできる。
そんな精神的にもゆとりある生活を送るためには、
一般的には、年収で1,200万円は必要だと言われています。
もちろん、1,200万円は1つの目安です。貯蓄がどのくらあるか、
ローンを抱えているか(抱えている場合はいくら残っているか)などによって、
必要な年収は変わってきます。
Yさんのご家庭は、夫が働いて家計を支えています。
年収は確かに1,200万円あります。しかし、それだけで、お子さん2人を
中学受験させるとしたら、ゆとりある生活は望めそうもありません。
クライアントの希望を、どうしたらかなえられるかを考えるのが、
ファイナンシャルプランナー、マネーセラピストとしての私の仕事だと思っています。
このような方への私のアドバイスは・・・
Yさんのご家庭で、お2人を中学受験させるならば、
収入を増やしていかなければなりません。妻が働きに出る以外には、
収入を増やすことはできません。それも、パートなどではなく、
フルタイムで働いて、年収200万円以上をめざさなくてはなりません。
妻がフルタイムで働くとなると、家事が十分でなくなることでしょう。
その際には、夫も家事を協力すること。
妻が働くことで、妻本人も疲れがたまるなどして
「アンタを私立中学に通わせるために、みんなが苦労しているんだよ」と、
お子さんに言ってしまうことがないように、こころを配ること。
お子さんが中学に上がったら、家計の話をして、
両親があなたの進路を応援するために働いていることを説明し、
お母さんの家事の手伝いをするよう、諭すこと。
このようなことが可能かどうか。
家族で協力しあえるのなら、2人のお子さんを
中学受験させても家計破綻をすることはないように思う。
とお話しました。
無理しすぎるプランは、家計破綻だけでなく、家庭崩壊を生みます。
しかし、これから先の困難を予測して、
ご夫婦で、家族で乗り切る覚悟をもてば、中学受験も可能になります。
Yさんご夫婦は話し合って、中学受験を選択されました。
奥さんは仕事を探して、とりあえずパートから始めています。2年後には
正社員になれる仕組みの会社だそうで、一歩を踏み出しました。
現在、お子さんを受験させようかな、とお考えのみなさん、
お金のことはもちろんですが、どうして私立を選ぶのか、もう1度、考えてくださいね。
Yさんのように、ご夫婦そろって、お子さんが小さいころから、私立中学に
行かせようと思って、お子さんもそのつもりでいるというケースもありますし、
妻が、お友達や親の進言で、小学校の5年くらいになって急に
「中学受験宣言」をするご家庭もあります。子どももびっくり、夫もびっくりですね。
あわてて、私のところに「そんなお金はないんだと言ってやってください」と
夫が妻を連れて、駆け込んできたこともありました。
また、最近は、将来に対する目的意識が強いお子さんも多く、
自ら私立中学に行きたい、と言うこともあるようです。
そういった本人の希望があって、受験をするのか、
もしくは、親の『夢』なのか。そのあたりをよく、見つめ直してくださいね。
潤沢な教育資金がないならば、家族全員で乗り切らないといけません。
将来も考えて、家族で応援できるのかをしっかりと話し合ってみてください。
このコーナーへの感想をお寄せください。
安田さんへの質問や、
こんな話を聞かせてほしいといったご要望も、お待ちしています。
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| 担当:安田まゆみ |
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