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テレビや雑誌で活躍中のマネーセラピスト 安田まゆみさんによるコラム。家計に関する内容だけでなく、日々の暮らしに役立つ情報を毎週お届けします♪
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繰上げ返済「する?」「しない?」 最終判断は状況にあわせて考えて
2008/4/1
こんにちは。マネーセラピスト 安田まゆみ です。

先日から住宅ローンに関するお便りをたくさんいただきました。
どうもありがとうございます。今日はその中から1つご紹介しましょう。

わが家は、主人が昨年で定年を迎えました。
しかし、住宅ローンは80歳まで返済ということで組んでいます。

先日の暮らし術では、
繰上げ返済は急いでしなくてもいいというお話だったのですが、
定年を迎えたわが家では、多分話が違ってくるのではと思っております。

わずかながら退職金が入ってきたので、それで繰上げ返済をと
考えているのですが、どうすべきか、いま悩んでおります。

残高は、銀行が1,400万円、旧金融公庫が2,300万円残っております。
現在は、毎月約11万円、ボーナス月はプラス約46万円返済しております。
金利は現在2.375%(変動)と、2.55%金融公庫は
平成23年10月から4.0%に上がります。

1,500万円くらい繰上げ返済しようと思っているのですが・・・。
いかがなものでしょうか?


おっしゃるとおり、先日「繰上げ返済は急いでしなくてもいいよ」という
お話をしました。ですが、これはあくまでも一般的な話です。

住宅ローンの返済状況だけでなく、
年齢、家族構成など、それぞれのご家庭で状況が異なります。
しかしながら、どんな状況にあっても、

  住宅ローンの繰上げ返済をしたために、蓄えがなくなり、
  大病などで、緊急にお金が要るようになったときに、
  新たな借金をするようなことになっては元も子もありません。

  いくら借金が嫌いだからといって、貯金がすっからかんになってしまうほど、
  ローンの繰上げ返済をしてしまう状況は、
  これからの日本の経済状況を考えると、恐ろしくて、絶対にお勧めできません。

  この先に起こりうることを予想して、
  それに対処するに足る十分な蓄えができていることを確認してから、
  余裕資金で返済しましょう。

  十分な蓄えとは、生活費のだいたい1年分です。
  それが準備できていないようでしたら、そのお金は繰上げ返済ではなく、
  万一の緊急費用のための貯金にまわしましょう。

というのが、私の基本的なスタンスです。

ですから、
お便りをいただいた方(お名前がなかったので、仮にAさんとしましょう)についても、
申し訳ありませんが、お便りの内容からは一般的なことしか言うことができません。

ファイナンシャル・プランナーとして責任ある回答をするには、
さまざまな情報が必要です。

お便りからは、一番肝心な情報である貯金や、
その他の資産がどれだけあるのかがまったくわかりません。
1,500万円についても、退職金の全額なのか、一部なのかもわかりません。

定年後の次のお仕事や、今後の収入の見込み、また、今後の返済の計画についても
わかりません。団体信用生命保険に加入しておられるのか、どうか。
それから、お子さんがいるのか、いないのか・・・。

こうした情報は、判断する上でとても大事なのです。
こういったことを確認しないと、ちゃんとしたアドバイスはできないのです。

いま、私がAさんに申し上げられることは、

  1,500万円を繰上げ返済に使っても、
  ご夫婦2人が暮らしていけるだけの十分な預貯金があるのか。
  今後の収入も、ある程度めどがたっていて、返済していけるのか。
  これらのことを、ご夫婦で話し合って、総合的に判断して実行してくださいね。

となります。

突き放した言い方しかできず、ごめんなさい。でも、きちんとした情報を
いただかないと、責任のもてるお答えができないのです。ご理解くださいね。

もし、もっと具体的なアドバイスが必要でしたら、有料にはなりますが、
ぜひ、ご相談にいらしてください。具体的な情報をきちんといただけましたら、
具体的な対処法をお伝えできると思います。

先日もマム☆レターの読者の方が相談にいらっしゃいました。
「ずっと、暮らし術を読んでいます!」なんて言われて、とてもうれしかったです。

「どうぞ、私のところにご相談にいらしてください」と言いたいところですが、
全国に、有料できちんとご相談にのれる
優秀なファイナンシャル・プランナー(FP)がおりますので、
お近くのFPを探してご相談ください。


日本FP協会( http://www.jafp.or.jp/ )のサイトでは、
住居地やご相談の内容にあわせて、FPを検索することもできます。

ただし、FPも人の子です。性格も得意分野もまちまちです。
何より大事なことは、ご相談者との相性です。相性が合わない場合もありますので、
相談をするかどうかを決める際は、電話で少し話をしてから、
「この人なら、お金を払ってでも相談したい」と思える人を選ぶことをお勧めします。

物価高と社会保障の負担増でますます苦しくなるばかりです。
お金のことで悩んでいるならば、手に入れたい「幸せ」のために、
心豊かな暮らしを手に入れるために、お金を払ってでも、
専門家の知恵を借りることをおすすめします。

費用対効果は、決して悪くないと思いますよ。


このコーナーへの感想をお寄せください。

安田さんへの質問や、
こんな話を聞かせてほしいといったご要望も、お待ちしています。

★メールのあて先 → mlmom@mom-c.com
担当:安田まゆみ
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