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| テレビや雑誌で活躍中のマネーセラピスト 安田まゆみさんによるコラム。家計に関する内容だけでなく、日々の暮らしに役立つ情報を毎週お届けします♪ |
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| お子さんがいない方へ:『生命保険の見直し』と『遺言』をお勧めします |
2008/7/8
こんにちは。マネーセラピスト 安田まゆみ です。
今日は、特にお子さんのいない方に向けて、お話したいと思います。
財産がある方は、必ず、読んでくださいね。
財産なんて言うと、「わが家は関係ないわ〜」と思うかもしれないけれど、
そんな、大げさなものではありません。
家などの不動産や、ちょっとした預貯金も含めて、財産ですからね。
では、私がご相談をうけた事例をご紹介するところからはじめましょう。
(プライバシーの保護のために一部条件は変えています)
ご相談者は、Y子さん。
Y子さんの夫が30代後半という若さで、突然亡くなってしまいました。
お子さんはまだいらっしゃいませんでした。
残された財産は、2年前に3,500万円で買ったマンションのみ。もちろん、まだ
住宅ローンは残っていましたが、ローンを組んだときに、団体信用生命保険に
加入していましたから、夫の死亡により、住宅ローンの返済義務はなくなりました。
住宅を買ったときの頭金に使ったので、預貯金は100万円ほど。
団体信用生命保険に入れば、夫に万が一のことがあっても、住宅ローンの返済義務が
なくなるので、これ以上生命保険には、加入する必要はない、と考え、
死亡保険を重視した生命保険には入っていませんでした。
それでも生命保険から、500万円の死亡保険金を受け取りました。
遺言もありませんでした。
Y子さんにはお子さんがいませんので、夫の相続財産は、Y子さん(妻)と
夫の両親(実際には夫の父親はすでに亡くなっているので、母親)と分け合うことに
なります。法定相続分はY子さんが3分の2、親が3分の1です。
遺産分割協議書を作るにあたって、夫の母親は
「相続の権利があるなら、自分ももらいたい」と、法定相続分を主張しました。
Y子さんは、マンションを2対1の割合で母親と共有名義にするか、
売却して、売れたお金を法定相続分で分けるかの選択を迫られました。
Y子さんは、夫のとの思い出がたくさん詰まった家は、
どうしても手放したくなかったし、母親との共有名義も嫌でした。
そのため、マンションは自分が相続して、その代わりに時価の3分の2にあたる
1,000万円を、母親に払うことにしました。
保険金の500万円と貯金の100万円、残りは友人やら親戚から借金し、
それでも足りない400万円分はフリーローンを組んで、母親に渡しました。
結局、Y子さんは、住宅ローンの返済は無くなったのですが、
住宅ローンの金利よりも高いフリーローンの借金を、400万円分
抱えることになったのです。
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※ |
ちなみに、ある銀行のフリーローンの場合、400万円の返済期限は7年で、
金利が14%程度です。そうなると、返済額は毎月7.5万円程度となります。 |
Y子さんの事例から、2つのことが言えます。
1つ目は、生命保険のこと。
よく、「お子さんがいない方は、死亡保障はあまり高額でなくてもよい」という
アドバイスが雑誌などに載っていますが、果たしてそうでしょうか。
保険は、先々のリスクを考えるものです。
Y子さんのように、妻が1人残されたときにどんな事態が待っているか、
ということまできちんと予測しておくべきです。もしも夫が、もう少ししっかりと
死亡保険金を受け取れる保険に入っていれば、Y子さんが両親に払う遺産分を
保険金からまかなえた上に、妻にお金を残すこともできたはずです。
ですから、私は、不動産を買うときにお子さんがいないのであれば、
購入した不動産価格の半分くらいの死亡保険金を受け取れる生命保険に
加入しておくことをお勧めしています。
2つ目は、遺言のこと。
もしも夫が「財産はすべて妻に残します」という遺言を書いていれば、
どうなったか・・・。
親には遺留分があるので、本来相続するはずだった財産の2分の1、つまり
全財産の6分の1を請求する権利があります。
「全財産を妻に」という遺言があっても、6分の1、つまり500万円は親の権利です。
しかし、遺言がなければ、親に1,000万円を渡さなければならないのですから、
その差は大きいですね。
本来なら、たとえ住宅ローンを組むにしても、万が一のことを考え、
ある程度の預貯金は残しておかないといけません。
また、不動産があるなら、それを売ってお金を工面すればいいでしょ、という
考え方もありますが、そうすると、1人残された妻はこれから住む家が
なくなってしまいます。それに、2人で住んでいた家ですから、思い出があるでしょ。
その思い出を大切にしたいという、妻の気持ちもないがしろにしてしまうんですね。
私のところには、この方のように、もっと早く相談してくだされば、
こんなことにならなかったのに、と思う事例がたくさん寄せられます。
ですから、読者のみなさんには、ぜひ、こういう情報を
たくさん知ってもらい、「あれ、このままではまずいぞ」と思ったら
早めに対処してほしいな、と思っています。
このコーナーへの感想をお寄せください。
安田さんへの質問や、
こんな話を聞かせてほしいといったご要望も、お待ちしています。
★メールのあて先 → mlmom@mom-c.com |
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| 担当:安田まゆみ |
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