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最低限必要な医療保険、どう考える(1)
2006/10/31
こんにちは
「ライフ&キャリア・サポート.m」“広瀬”です
みなさん、健康保険証をお持ちですよね。
健康保険証があるから、医療費の支払いが安くすんでいることは
ご存じだと思いますが、
それでは、健康保険のために、
いくら払っているかは、ご存じですか?
よく「医療保障」というと、民間の医療保険だけを考えがちですが、
健康保険も、医療保障の1つです。
ということで、今回と次回の2回は、
医療保障のことを考えていきましょう。
医療保障とは・・・
医療保障とは、ケガや病気の時に保障してくれるもの。
大別すると2つあります。
1つめは、加入が義務付けられている、公的医療保険。
例えば、国民健康保険(自営業の方などが加入する)や、
健康保険(サラリーマンが加入する)など、ですね。
これに加入していることの証(あかし)が、
「健康保険証」というわけです。
2つめは、任意で加入する、民間医療保険。
生命保険会社や損害保険会社、
または共済(生協・国民・県民など)からでています。
さて、みなさん、最初にお聞きした、
公的医療保険の保険料として、いくら払っているか、について・・・
国民健康保険の場合は、納付書が来てから支払いにいったり、
引き落としの手続きをご自分でしたりしているので
知っている方が、多いと思います。
では、お給料から天引きされている方!
いくら払っているか、給与明細を見て、確認してください。
きっと驚くのではないでしょうか、 けっこうな金額払っています。
しかも、その金額と同額を事業主が負担してくれているので
ほんとうの保険料は天引き額の2倍なんです!
そんなに大金を払って公的医療保険に加入しているのに、
さらに保険料を払ってまで
民間の医療保険が必要なのでしょうか?
考える余地がありそうです(^^)
医療費、100万円といわれても・・・
では、病気やケガのときって、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
私が定期的に家計をチェックし、
アドバイスをしているOさんの例をお話しましょう。
Oさんが手術が必要な病気になりました。
かかりつけのお医者さんの紹介で
自宅からそう遠くない総合病院に入院しました。
保険内診療を希望し、病室は大部屋。
お薬は、ジェネリック薬(*1)を希望しました。
そしてOさん、手術を受け無事に退院。
入院期間は、9/12から9/25までの2週間、
病院からもらった請求書に書かれた医療費は、100万円でした。
このとき、Oさん、
「1日1万円!」とうたっている民間の医療保険に
入っていなかったことを後悔したそうです。
だって、2週間の入院ですから、14万円はもらえたはずですから。
でもですよ!
実際に病院の窓口で払った自己負担金は、医療費の3割の30万円!
7割は公的健康保険でまかなわれます。
しかも、病院で、『高額療養費制度(*2)』というものの説明を受け、
お役所で手続きをしたら、後日212,570円が還付されました。
結局、Oさん自身が支払う「自己負担金」は、残った87,430円だけ!
医療費は、100万円かかっていても、です。
それなのに、決して安くない保険料を払ってまで、
「1日1万円」の保障を受け取る必要があるでしょうか?
他にもこんな保障が!
公的医療保険には、医療費の負担軽減以外にもさまざまな保障もあります。
例えば、サラリーマンが
病気やケガで、継続して4日以上働けなくなった場合、
お給料がもらえなくなると
4日目以降は『傷病手当金』が支給されます。
金額はもらっているお給料から計算された
標準報酬日額の6割とされています。
1年6ヶ月の期間ではありますが、病気やケガで入院しても、
公的医療保険である程度カバーできるということです。
こんなふうに考えると・・・
よく耳にするキャッチコピー、
「なんと、入院したら1日1万円!」って、
とても魅力的に思えますが、
それを得るために、払い続ける保険料はいったいいくら?
1日1万円の入院給付金ってほんとうに必要?
と思ってしまうのは、私だけでしょうか?
みなさん、いかがですか?
さて、次回は、医療保険の2回目。
「本当に必要な医療保険とは?」について、考えてみたいと思います。
(*1) ジェネリック薬とは新薬の特許期間終了後に
製造・販売される、化学的には同じ成分の医薬品。
特許をとった先発医薬品に比べ安価。
(*2) 高額療養費制度は、実際は、所得によって違います。
また、「ひと月(月の1日から、月末まで)間」に支払った
医療費で計算するので、例えば、同じ2週間入院した場合でも、
10/25からの2週間と、11/5からの2週間では、
還付される金額は異なります。
なお、保険適用外の医療費や、差額ベット代、食事代は
高額療養費の対象外のため、自己負担金とは別に、支払います。
【文責】
ファイナンシャルプランナー 広瀬 美貴子
ライフ&キャリア・サポート.m 代表 http://www.fpoffice-h.com/
ファイナンシャルプランナー兼キャリアカウンセラーとして
各世代のライフプランニングに基づいた『お金と働く』を支援!
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