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| 明るく楽しいシニアライフを実現させるためのマネープラン |
2006/12/19 こんにちは
「ライフ&キャリア・サポート.m」“広瀬”です。
前回、60歳のときに手元にある資金を予想してみました。
この話をすると必ず、こんなお嘆きの声が届きます。
「60歳になったときの手元の資金が、たったこれだけ!
定年になったら、語学留学をするのが夢だったのに、
あきらめないとダメでしょうか?」
みなさんも、夢はいろいろだとは思いますが、同じようなことを感じた方、
少なからず、いらっしゃったと思います。
でも、そんなことはないんですよ。
あきらめないでやり遂げるために、今から何をしたらいいか、考えればいい!
ということで、今日は、今からできることを、一緒に考えていきましょう!
前回、≪ステップ1≫で、60歳までの支出総額(★1)を、
≪ステップ2≫で、60歳までに得られる資金(★2)を計算し、
その差額(★2−★1)から、【60歳のときの手元資金】を計算しました。
▼前回のお話はこちら
http://www.mom-c.com/kakeibotop/fpcolumn2/061212fc.asp
今日はその続き、≪ステップ3≫からはじめましょう。
≪ステップ3≫ 60歳以降の収支の予想をたてます。
まず考えるのが、“何年分の将来を予測するの?”です。
一般的には、平均余命年数を利用し、80歳までの約20年間を想定すると、
大方をカバーできるのではないかと考えます。
しかし、厳密には、
・男性と女性では平均余命が違うこと
・夫の年齢が高く、年齢差のある夫婦では、女性の平均余命が長いことも受け、
1人残る年数が想像以上に長くなることを考慮すること
・余裕資金を使える期間と平均余命年数は、必ずしも一致しないこと など
細かく考えるといろいろなケースが出てくることは、覚えておいてくださいね。
例えば、「親族が長生きの家系だ」など、長生きしそうだと思う方は、
25年間として考えてもいいでしょう。
老後資金は、大きくわけると以下の3つに、細かく分けると7つに、分類できます。
それぞれにどのくらい必要か、考えてみます。
●1:使うお金
1)生活資金(E):老後の生活資金
想定できる年間基本生活費(生活資金)を決めます。
現在の生活から、子ども費を省いて想定しましょう。
2)イベント資金(F):趣味や旅行、ボランティアに使う資金。
ライフデザインをかなえる資金となります。
●2:備えるお金(G)
3)不時の出費:天災、病気、怪我、介護 など
4)住宅資金:バリアフリー化などの増改築、2世帯住宅化、老人ホーム入居資金
●3:残すお金(H)
5)葬儀資金:お葬式に必要な費用
6)家族資金:自分の死後、家族に残すお金(例えば、相続税対策、配偶者の生活資金)
7)子ども資金:子どものために残すお金(例えば、結婚援助、住宅取得援助、贈与)
子どもひとり当たりいくらと決めておくこと、
また、不必要に子どもに期待させないことが大事です。
それぞれの予算を分け、必要ないものは削ります。
以上より、60歳から80歳までの支出を予測してみましょう。
【支出予想総額(★3)】
= 生活資金(E) × 20年間 + イベント資金(F) + 備えるお金(G) + 残すお金(H)
これが、あなたが明るく楽しいシニアライフを送るために、必要な資金になります。
≪ステップ4≫ 次に、60歳から80歳までの収入を予測します。
●公的年金
夫 65歳になるまでの分・・(I)
65歳以降の分・・・・・(J)
妻 65歳になるまでの分・・(K)
65歳以降の分・・・・・(L)
●企業年金・・・・・・・・・・・(M)
●個人年金・・・・・・・・・・・(N)
以上より、60歳から80歳までの収入を予測してみましょう。
【収入予想総額(★4)】=(I)+(J)+(K)+(L)+(M)+(N)
公的年金の見込み額については、50歳になると最寄の社会保険事務所に問い合わせが
できます。
5年ごとに見直しがありますので、確実な支給額を計算することはできませんが、
将来設計のためにも、現行の制度での支給額を試算しておくといいでしょう。
できれば制度改正のつど、試算しておかれることをおすすめします。
自分で試算できるサイトもありますから、利用してみるのもいいですよ。
・社会保険庁 ⇒ http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/
・金融広報中央委員会 ⇒ http://www.shiruporuto.jp/tool/nenkinsimu/index.html
≪ステップ5≫ シニアライフの必要資金はいくら?
ステップ1〜4から、シニアライフのための必要資金準備目標額を計算してみましょう。
【シニアライフ必要資金準備目標額】
= 支出予想総額(★3) − 60歳時の手元資金(前回試算したもの) − 収入予想総額(★4)
≪ステップ6≫ 必要資金を貯めるために、年間目標貯蓄額は?
最後に、『減債基金係数表(*1)』という表を使って
「毎月積み立てるとしたらいくらぐらい?」というだいたいの目安を出してみましょう。
『減債基金係数表』には、「準備目標額」と「60歳までの年数(準備年数)」「運用利率」が
載っています。これをあてはめます。
例えば、準備目標額2,000万円、準備年数20年、運用利率3%としたら、
2,000万円 × 0.037(減債基金係数表より) = 74万円
つまり、毎年74万円ずつ(毎月61,666円ずつ)積み立てればいいことになります。
2,000万円を貯めるために、毎月6万円強!
決して少なくない、金額ですよね。
あまりに無理な目標金額が算出された場合は、
・ライフプランの見直し(家計改善)による60歳時の手元資金の増額
・60歳以降の収入の増額(定年延長・再就職)
・シニアライフデザインの見直し
・積立運用の効率化(利回りのアップ) などを
考える必要があります。
いずれにしろ、今から考えること、そして、定期的に見直しをしていくことが大事ですよ。
では、次回は『豊かな老後は、経済的に自立した子どもに育てることが必須条件!』
ということについてお話します。お楽しみに♪
| 【文責】 |
ファイナンシャルプランナー 広瀬 美貴子
ライフ&キャリア・サポート.m 代表 http://www.fpoffice-h.com/
ファイナンシャルプランナー兼キャリアカウンセラーとして
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