先月、乳がんで亡くなった田中好子さん。
病床で録音された肉声をニュース等でお聞きになった方も多いと思います。
東日本大震災から2週間後に録音したメッセージには
「天国で被災された方のお役に立ちたいと思います」
と、残された私たちを気遣う気丈な面も。
でも、途中「息苦しくなってきました」と絞り出すような声からは、
喋ることさえ簡単でない深刻な病状が伝わってきました。
みなさんはご存知でしたか?
日本の乳がん患者数は増加の一途をたどっており、
現在、約20人に1人が乳がんにかかっているということを。
原因のひとつに食生活の欧米化が関係するとされており、
近い将来には米国並みの罹患率(約8人に1人)になると考える専門家もいるのです。
つまり学生時代の同じクラスの女子の中で1〜2人は乳がんになる計算に・・・と考えれば
いかに身近な病気かということが実感できると思います。
先日、読者の方からこんなメールを頂きました(抜粋編集)。
『リアル』
妻が乳がんと診断されました。
折しも田中好子さんがこんなことになっているタイミングで。
一番つらいのは妻。2番目に子供3人。その次に自分という順位。
友人たちには言えず会えず(気を使わせるため)。
仕事先では何事もないように振舞う自分。つらいです。
世の中の人すべてがうらやましく見えます。
早期発見のタイミングを逃し入ってくる情報はつらいものばかり。
朝起きたときやはり現実のことかと泣く毎日。
他人事からリアルになる現実。
絶対乳がん検診やってくださいね。
せめてせめてそれだけです。
とても悲しいです。命が助かるよう心から祈っています。
統計によると日本の乳がん患者は35歳を過ぎると急激に増加する傾向があります。
今年ちょうど35歳になった私ですが、必ず乳がん検診を受けるとお約束します。
(続きは〈3〉へ)
ここで『ハッピーライフナビ 知っ得!家計相談室』のコーナーです。
今回は白内障の手術をするかもしれないという、読者の井元さん(仮名)からのご質問
「手術給付金の支払いはある?」に回答します。
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