今年の桜の開花日を予想する各サイトを見てみると、
東京が昨日、大阪が明日、となっていますが、
ご近所の桜のつぼみはほころび始めたでしょうか?
満開(標準木で80%以上のつぼみが開いた状態)になるのは
開花からおよそ1週間後ですので、
お花見の計画を立てるなら来週中が良さそうですね♪
桜は日本の国花とされています。
法律で明文化している訳ではないのですが、
慣習として桜と菊を国の花としているそうです。
毎年毎年、日本人のイニシエーションの時期に寄り添うように
ほんの2週間限定で一斉に祝いの花を咲かせてくれる桜の花は、
まさに国の花として文句の付けようのない存在だと思います。
桜の語源には幾つかの説があるそうですが、
「サクラ」は農耕・穀物の神である
田神(サガミ)がいらっしゃる場所「座」(クラ)を
表しているというものがあり、
神様の下りてくる依代(よりしろ)として尊ばれていたそうです。
奈良時代の万葉集にも登場する桜ですが、
この頃は中国文化がお手本で、花といえば梅を指すのが一般的。
古くから日本に自生していた桜が主役になるのは、
平安時代、国風文化が形成される中でのことでした。
以降、日本人の美意識の象徴となった桜は、梅に代わる国の「花」となり、
この季節に使える風流な言葉をたくさん残しています。
会話や文章にさりげなく取り入れると、とっても雅やかな雰囲気を演出できそう♪
例えば・・・
花時(はなどき) |
花が咲く頃、特に桜が咲く頃。 |
花筵(はなむしろ) |
花見の時に桜の下に敷く、ゴザなどの敷物。 |
花筏(はないかだ) |
水面に散った花びらが吹き寄せられて流れていく様子。 |
花の浮き橋 |
水面に散った花びらが敷きつめられた様子。 |
花衣(はなごろも) |
花見の時に着る衣装。 |
花疲れ(はなづかれ) |
花見に行って疲れてしまうこと。 |
花あかり |
夜桜の白さで、あたりがぼんやり明るく見えること。 |
花篝(はなかがり) |
夜桜を見るために焚く篝火。 |
花曇(はなぐもり) |
天気が変わりやすい桜の頃、すっきりと晴れない様子。 |
花冷え(はなびえ) |
桜の頃、急に冷え込む寒さ。 |
全て桜のことを指して「花」と表現している言葉です^^
今年の桜を見る時には、
こんな言葉が浮かんでくるような優雅な心持ちでいられるとステキですね♪
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