トイレットペーパーが品薄になり、危うく残り1ロール!・・・
というところで、生協に注文していた12ロール1パックが無事に届き、事なきを得ました^^;
いざとなったらウォシュレットと普通のティッシュの併用?と考えていたのですが、
ギリギリ助かりましたー!
そこで、ふと考えました。
便利なトイレットペーパーは、いつ、どのように誕生したのだろう?
(以下、トイレの話題が続きますので、食事中の方などはご注意ください)
そもそも、紙は中国生まれ。
6〜7世紀にはお尻を拭くのに使われた可能性を示唆する記録が残っているそうです。
日本では、奈良時代から籌木(ちゅうぎ)というヘラ状の木片が使われました。
洗ったり、削ったりして再利用することもあったようです。
紙は鎌倉時代(12〜13世紀)あたりから使われたと考えられますが、
庶民が使うようになるのは江戸時代から。
世界を見渡すと、さまざまなモノでお尻の始末をしてきた歴史が!
漫画「テルマエ・ロマエ」でも見かけましたが、古代ローマでは
海綿(スポンジ)を棒の先端につけたもので拭い、塩水につけて繰り返し使っていました。
エジプトのような砂漠地帯では、小石。
使用した後は灼熱の砂漠に捨て、自然と消毒される仕組みです。
アメリカではトウモロコシの毛や芯が好まれたとか。
北欧では雪の利用も!お尻が縮み上がりそうっ
紙が一般的になる前は、手近なモノで処理するほかなかったのでしょう。
葉っぱや苔、干し草、樹皮、砂、布切れ、リンゴの皮、貝殻、海藻、などなど・・・
インドや中東では自分の指で拭う場合もあったのですが、
必ず左手で行ってよく洗い、
食事には「不浄の手」(左手)を使わない文化になったということです。
さて、私の記憶にも残っていますが、
日本ではロール状のトイレットペーパー以前に、
四角形に重ね切られた「ちり紙」がトイレに置かれていました。
ロール状がちり紙の生産量を上回ったのは、1977年だそうです。
ロールのペーパーを開発したのはアメリカの人物で、1871年に特許を取得しています。
しばらくは古新聞やチラシ、古雑誌で事足りるとされていたようですが、
1900年代に室内型トイレが普及するにつれて
「トイレの始末に専用のペーパーを買う」ことが一般に広まったということです。
こうして現代生活に欠かせない存在となったトイレットペーパー。
これからも気軽に入手できる日々が続きますように・・・
|